米国皮膚科学会(AAD)は3月3日、円形脱毛症、アトピー性皮膚炎、白斑症への新たな治療の選択肢として、ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬が有望との最新知見を紹介した。ただし、今のところ同クラス薬のこれらの疾患への適応は米国で承認されていない。イェール大学医学部のBrettKing氏によると、円形脱毛症、アトピー性皮膚炎、白斑症は症状が異なって見えるが、いずれも生体の免疫システムにより発症することが分かっている。JAK阻害薬はこれらの疾患に見られる免疫システムの障害に作用するとみられており、King氏...