厚生労働省は4月20日、キャンディン系抗真菌薬「カスポファンギン酢酸塩」(商品名:カンサイダス点滴静注用50mg、同点滴静注用70mg)の使用上の注意に対し、重大な副作用の項に「中毒性表皮壊死融解症(TEN)、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群=SJS)」を追記するよう改訂指示を出した。欧米の添付文書が改訂されたことなどを受けたためで、医薬品医療機器総合機構(PMDA)が改訂情報を伝えた。改訂は、国内外の症例が集積し企業中核データシート(CCDS)と欧米の添付文書が改訂されたため...