妊婦への薬の処方は迷うことが多い。催奇形性や胎児毒性がある薬はもちろん避けたいが、やむを得ず使わなければならない場面もあるだろう。「比較的安全」とされる薬でも「絶対安全」ではない。リスクとベネフィットの判断、妊娠時期との兼ね合い、患者・家族への説明はどうしたら良いか。自治医科大学附属さいたま医療センター「総合回診」で、ジュニアレジデント2年の横田美帆氏がまとめる。妊婦の腹痛、7割は便秘?まずはしっかり病歴を横田ここで、妊婦さんの腹痛を診療する際のポイントをまとめます。まずは、しっかりと病歴をとる...