日本化学療法学会は6月5日、抗菌薬リネゾリド(LZD)の後発品発売会社に新規参入があったことを受け、同薬後発品の適正使用に関する依頼文を学会ホームページに掲載した。先発品はメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)およびバンコマイシン体制腸球菌(VRE)感染症治療薬として適応があるが、後発品の適応はVREに限られている。LDZ頻用による耐性化の助長を防ぐため、適応症や適応菌種を遵守した適正使用を促している。同薬の後発品は2015年6月に発売。先発品(商品名:ザイボックス)と同じく錠剤と注射剤の2剤...