日本アレルギー学会は10月3日、重症喘息をターゲットとした抗インターロイキン(IL)-5受容体α鎖抗体「ベンラリズマブ」の早期認可に関する要望書を、厚生労働省医薬食品局審査管理課長宛てに提出したと発表した。ベンラリズマブは、気道の好酸球をほぼ完全に除去することが示されており、抗IL-5抗体でもコントロールできない重症喘息患者にとって緊急性の高い薬剤になるとして、同学会は同剤の早期認可に向けた迅速な審査を要望している。好酸球をターゲットとした抗IL-5抗体「メポリズマブ」が2016年3月に承認され...