国立長寿医療研究センターで2016年9月から開始された、「ポリファーマシー(多剤併用)削減チーム」による入院高齢者の処方見直しの実証試験。m3.comでは、同センター薬剤部の溝神文博氏によるチームの活動内容と成果などを紹介した(関連記事)。一連の研究で多く処方が見直されたのは降圧薬や抗血小板薬、スタチンなどだったが、試験を統括する同センター副院長の荒井秀典氏に、その背景と循環器専門医による介入が必要なポイントなどを聞いた。スタチンについても、特に一次予防の場合の継続・中止の目安としている年齢があ...