超高齢社会を迎え、診療科を問わず高齢者を診察する機会はよりいっそう増えていくことが予想される。高齢者医療の中で近年、無視できない問題が多剤併用・多剤処方、いわゆるポリファーマシーだ。m3.comの特集「時流◆多剤併用・減薬」では、群星(むりぶし)沖縄臨床研修センター長の徳田安春氏にポリファーマシーの総論を聞いたが(「5剤未満でもポリファーマシー」参照)、さらに一歩踏み込み、各診療科が抱える特有の問題について探っていく。糖尿病診療に関しては、聖路加国際病院内分泌代謝科部長の能登洋氏に話を聞いた。(...