2人目の症例は、別疾患で手術予定だった40歳代後半の女性。術前検査で判明した高血圧症および左副腎腫瘍の精査のため、内分泌代謝科に転科となった。ジュニアレジデント2年目の曽根健太氏から指名された実習医は、注意深い診察でバッファローハンプ陽性、満月様顔貌を認めクッシング症候群と診断を予想。どうやら正解だったようだ。今回は、副腎偶発腫瘍とも言える症例2の経過と発見するポイントについて。発見率は、CT検査200症例で1例見つかる割合だという。採血データや徴候などからクッシング症候群?曽根健太氏今回の発表...