国や関連学会などで、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)や事前指示書など終末期の意思決定の普及に向けた動きが加速している。一方で、本人や家族が既に「蘇生処置を希望しない(DNAR)」意思表示をしているにもかかわらず、救急要請が行われることに伴う問題が明らかになっている。病院前、そして救急搬入後のそれぞれの場面で何が起きているのか。第21回日本臨床救急医学会総会・学術集会(5/31-6/2、名古屋市)の教育講演とシンポジウム(取材・まとめ:m3.com編集部・坂口恵)。消防隊員の9割以上が「D...