日本輸血・細胞治療学会はこのほど、輸血後感染症検査の現状とあり方に関する提言を公式サイトに掲載した。輸血用血液の検査の進歩に加え、輸血後感染症検査に多くの経済的および人的医療資源を投入している現状を踏まえ、輸血後感染症検査の実施意義の見直しが必要であるとしている。提言は、2018年5月26日の第66回同学会総会で開催したシンポジウム15「輸血後感染症検査の現状とあり方」で決議されたもの。同学会によると、輸血によるB型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV...