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甲子園へ! 想い支えるチームドクター【時流◆アスリートを支える医師たち】

2018年8月7日  時流

 2018年、第100回の歴史を刻んだ全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)。球児たちの憧れであると同時に、プレー環境の過酷さでも有名な舞台だが、長い歴史の中で選手たちの身体を守る取り組みは進化しつつある。約10年前に秋田県でスタートし、全国に広まった「チームドクター制」はその一つだ。システムの立ち上げに関わった秋田県臨床整形外科医会会長の湊昭策氏(山王整形外科医院院長)に話を聞いた。(記事末尾に追記あり。取材・まとめ:m3.com編集部・軸丸靖子) 湊昭策氏 県内全ての野球部にチームドクター! ――2009年に始まった秋田県の「チームドクター制」は、県内全ての高校野球部に1人ずつのチームドクターを配置し、甲子園には医師と理学療法士を帯同するという画期的な内容でした。詳しく教えていただけますか?  秋田県高等学校野球連盟(県高野連)と、秋田県整形外科医会・秋田県臨床整形外科医会で交わした覚書に基づく内容ですね。  まず、秋田県整形外科医会・秋田県臨床整形外科医会は、県高野連に所属する全ての高校野球部にチームドクターを1人ずつ配置します。各高校...