日本消化器がん検診学会は、9月13日付で厚生労働省宛てに「便潜血検査キットの一般用検査薬への転用に関する要望書」を提出したことを、同学会ホームページで報告した。同学会は、便潜血検査キットを一般用検査薬として販売する動きについて、「使用した個人にメリットをもたらす保証がないばかりか、大腸癌のリスクを高めるなどデメリットをもたらす可能性がある」と問題視。「改善傾向にある大腸癌検診の質が低くなる」とも懸念しており、再検討を強く要望している。同学会は、同キットを一般用検査薬として販売することによって、検...