筑波大学は11月8日、注意欠陥多動性障害やパーキンソン病などで障害が見られる不適切な行動を抑制する脳のメカニズムを発見したと発表した。この研究は、同大医学医療系の松本正幸教授、京都大学霊長類研究所の小笠原宇弥大学院生(筑波大学特別研究学生)と高田昌彦教授らの研究グループによるもの。研究成果は「Neuron」にオンライン公開されている。社会生活を送る上では、衝動的な行動や不必要な行動を抑制することがとても重要だ。しかし、注意欠陥多動性障害やパーキンソン病などの精神・神経疾患をもつ患者の多くは、この...