第22回日本ワクチン学会学術集会(会長・森康子神戸大学大学院医学研究科附属感染症センター臨床ウイルス分野教授)が12月8、9日、神戸市内で開かれ、8日にはミニシンポジウム2「組換え生ワクチン実用化への取り組み」があった。北里生命科学研究所ウイルス感染制御学研究室IIの中山哲夫特任教授は「麻疹ワクチンウイルスをベクターとした組換え生ワクチンの開発」と題して発表し、適切な実験動物のモデルがなく動物実験には限界があり、この点をいかに乗り越えるかが課題だとまとめた。(MMJ編集長・吉川学)理論上は安全で...