癌診療後の告知による影響として、医師が懸念するのは、「重大なことを伝えて、患者に何かあったらどうするか」。国立がん研究センター東病院精神腫瘍学開発分野長の小川朝生氏に「告知後のストレス反応の経過を踏まえた上で、知っておくと良い医療者の対応」について聞いた。小川氏は「告知後に必要なのは、不安を取り除くことや慰めではなく、標準化された戦略に基づくアプローチ」だと説明する。(聞き手・まとめ:m3.com編集部・坂口恵)コミュニケーション「スキル」とコミュニケーション「戦略」――今までの先生のお話はそも...