厚生労働省は3月19日、多発性骨髄腫・骨巨細胞腫治療薬「デノスマブ(遺伝子組換え)」(販売名:ランマーク皮下注120mg)の使用上の注意に対し、重大な副作用の項に「治療中止後の高カルシウム血症」と「治療中止後の多発性椎体骨折」の追記を求める改訂指示を出した。海外症例の集積などを受けた措置で、医薬品医療機器総合機構(PMDA)が改訂情報を伝えた。直近3年度の国内副作用症例として、治療中止後の高カルシウム血症関連症例が1例報告されているが、因果関係は否定されている。治療中止後の多発性椎体骨折関連症例...