日本医学会はこのほど、著者から徴収する論文掲載加工料による収入のみが目的で、掲載論文や出版の質の管理が粗雑な「悪徳雑誌」が増加しているとして、注意喚起を行っている。その特徴などを示した上で、論文を投稿する際には投稿誌を慎重に選定するよう呼びかけている。悪徳雑誌の特徴としては、「有名誌に似た雑誌名をつけ、論文掲載加工料や編集・出版方針を明確に公表せず、投稿された論文を十分な査読過程を経ないまま、ほとんどすべての投稿論文を発行して、論文掲載加工料を請求すること」が挙げられている。研究者宛てに投稿を勧...