日本精神神経学会はこのほど、「少年法『改正』に関する声明」を学会公式ホームページで公開した。同声明は、国の法制審議会「少年法・刑事法(少年年齢・犯罪者処遇関係)部会」で議論されている、少年法の適用年齢引き下げに対して見解を示したもの。20歳未満から18歳未満への引き下げにより、比較的軽微な非行を引き起こした年長少年の更生の機会が奪われるなどの問題点を示し、精神医学の視点を含めた再検討の必要性を訴えている。同声明では、少年法改正による問題点を4つに要約して示している。その一つとして、比較的軽微な非...