日本精神神経学会はこのほど、「災害や事件にあった被害者・関係者に関する報道体制に配慮を求める声明」を学会公式ホームページに掲載した。被害者や関係者では、心的外傷といった精神健康上の影響が生じる場合があり、災害や事件後しばらくの間は回復へ専念することが必要だ。同学会は、報道過熱による、いわゆるメディア・スクラムがその環境を阻害する場合があるとし、特に、個別取材や被害者らが望まない形での取材によって二次被害が深刻化することへの危惧を示した。同学会は、被害者がメディア取材を受けることと心的外傷が関連し...