日本医療機能評価機構はこのほど、手術時、閉創前にガーゼカウントを行ったものの体腔内にガーゼが残存した事例が、2016年1月1日-2019年3月31日に57件報告されているとして、医療安全情報を発した。そのうち48件は閉創前のカウントが「合っていた」と認識していた事例だった。ガーゼが残存した状態でカウントが合っていたと認識するに至った主な背景は、「ガーゼをカウントする機械の使用時、ガーゼ以外の血餅などをカウントした」「カウント後、閉創している途中でガーゼが混入した」「ガーゼを半分に切って使用した」...