第105回日本消化器病学会総会(会長・金子周一金沢大学医薬保健研究域医学系教授)が5月9~11日、金沢市内で開かれ、9日にはワークショップ7「機能性消化管障害診療の科学的エビデンス」があった。東海大学消化器内科の古賀泰裕客員教授は「機能性ディスペプシア病因としての腸内細菌逆流の可能性とプロバイオティクスによる介入」と題して発表し、機能性ディスペプシア(FD)患者の胃液細菌叢は健常者と異なり多くの腸内常在細菌の混在が認められ、FDの原因として小腸内容物の胃への逆流の可能性が示されたと述べた。(MM...