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全診療医が今求められている五輪対策【東京オリパラ目前◆感染症対策】

2019年11月1日  m3.com編集部

 東京オリンピック・パラリンピックまで10カ月を切ったが、東京以外の地域での関心はそう高くないかもしれない。興味があっても、医師として五輪に関わる人はごく一握りだろう。だが、日本中の全臨床医が五輪に関連したある対策を講じるよう今既に迫られている、という自覚はあるだろうか。日本感染症学会の作成委員会委員長として、感染症対策の手引き『症状からアプローチするインバウンド感染症への対応~東京2020大会にむけて~感染症クイック・リファレンス』(以下リファレンス) をまとめた防衛医科大学校内科学教授の川名明彦氏に、来るマスギャザリングイベントへの医師としての心構えと、リファレンスの使い方を聞いた。(聞き手・まとめ:m3.com編集部・軸丸靖子/8月26日取材、全2回連載) 日本感染症学会が2019年7月に公開した 『症状からアプローチするインバウンド感染症への対応~東京2020大会にむけて~感染症クイック・リファレンス』 来日の感染症疑い患者に“たまたま”遭遇した医師への指南書 川名明彦氏 ――日本感染症学会のリファレンスは、2019年7月にウェブ...