日本膵臓学会はこのほど、2019年7月20日発刊の「膵癌診療ガイドライン2019版」を一部改訂したことをホームページで知らせた。改訂したのは、クリニカルクエスチョン(CQ)の「RA1切除可能膵癌に対して術前補助療法は推奨されるか?」に対するステートメントで、改訂前の「切除可能膵癌に対する術前補助療法を行うべきか否かは明らかではない」を、改訂後は「切除可能膵癌に対する術前補助療法としてゲムシタビン塩酸塩+S-1併用療法を行うことを提案する」に変更。これに伴い、膵癌治療のアルゴリズムも変更している。...