2019年7月に改訂第5版が発刊された『膵癌診療ガイドライン』では、検査法の選択で推奨の強さを明記するなど、従来のガイドラインよりも診断について掘り下げた内容となっている。m3.com意識調査で、膵がんを疑う症例を診断、または紹介した経験が「ある」と答えた医師1239人に重視するリスク因子を複数回答で尋ねたところ、「糖尿病の増悪」が最多の68.8%に上った。膵がんのリスク因子があるものの経過観察とした症例が、その後6カ月以内に膵がんと診断されるに至った経験の有無を尋ねる質問では、30.5%が「あ...