日本眼科学会はこのほど、同学会作成の「斜視に対するボツリヌス療法に関するガイドライン」を学会ホームページで公開した。同ガイドライン(GL)は、「施行目的」「適応」「実施医基準」「使用する際の留意事項」「施行後の経過観察」の5項目について解説している。日本では斜視の治療薬として、2015年にA型ボツリヌス毒素製剤(販売名:ボトックス)が承認されており、同剤を用いた注射療法(ボツリヌス療法)の実績は承認後の4年間で約1500件。斜視に対するボツリヌス療法は専門的な知識と技術を要する治療であり、ボツリ...