今回の欧州心臓病学会年次集会(ESC2020、8月29日-9月1日、オンライン開催)で、公式にリリースされた発表内容の中で目立ったのが、承認当初とは異なる適応疾患に対する有用性を検証した臨床試験だ。SGLT2阻害薬の、2型糖尿病治療薬から心不全・慢性腎臓病の治療薬としての検討が進むEMPEROR-Reduced試験、DAPA-CKD試験、そして痛風治療薬コルヒチンによる心血管疾患予防の可能性を探ったLoDoCo2試験の概要を紹介する。(m3.com編集部・坂口恵)前回の記事『完全オンライン・無料...