中毒や異物誤食は、搬送された患者の意識が判然としないケースが少なくない。m3.com意識調査で、医師会員から中毒・異物誤食にまつわるエピソードや症例経験から得た教訓を募集したところ、向精神薬のみを大量に服薬したと勝手に解釈し、それ以外にも多量の薬剤を飲んでいたことを危うく聞き逃しそうになったり、急性アルコール中毒で搬送された患者が実は急性硬膜外血腫と判明したりしたことなどが寄せられた。ここでは、中毒を来した症例に関するエピソードや教訓を紹介する。Q.先生がこれまでに経験した中毒・異物誤食の急患に...