東京都立松沢病院院長の齋藤正彦氏は、第35回日本老年精神医学会(12月20-22日オンライン開催、2021年1月12日よりオンデマンド配信を予定)で、精神障害・認知症を有する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の受け入れ準備と診療・ケアの実態を報告した。同病院では今年1月から3月にかけて、院内の入院患者・全職員に対するCOVID-19対策と陽性患者の受け入れ準備を進めてきた。4月から12月現在まで、精神障害・認知症を有する陽性患者91人を診療してきた中で見えた課題とは――。(m3.c...