新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行拡大に伴い、一般向けの報道でも「飛沫感染」や「クラスター」、「ロックダウン」などの専門用語が連日飛び交ったが、超重症呼吸・循環不全患者の治療に用いられる「ECMO(体外式膜型人工肺)」も、同様に広まった用語の一つに挙げられるだろう。COVID-19のニュースが日本国内でも報じられるようになってから短期間で、この感染症に対しECMOによる治療を提供する有志の集まり「ECMOnet」が活動を開始していた。実はこのECMOnetの発足に向けた動きは、東...