米国食品医薬品局(FDA)は12月28日、糖尿病患者の重症低血糖時の救急治療に用いるグルカゴン注射剤1U.S.P.単位(1バイアル)1mgの初のジェネリック医薬品(GE;AmphastarPharmaceuticals社)を承認した。本剤は、胃、十二指腸、小腸、大腸の過剰な蠕動運動を抑制する目的で消化管のX線検査や内視鏡検査の前処置にも用いられる。グルカゴン注射剤のGEは、ヒトのグルカゴンを合成したもの。グルカゴンは肝臓で血糖値を急激に上昇させるホルモンで、同時に消化管の蠕動運動を抑える働きがあ...