米国食品医薬品局(FDA)は2月11日、12歳以上のホモ接合性家族性高コレステロール血症(FH)に対して、抗ANGPTL3モノクローナル抗体evinacumab注射剤(商品名Evkeeza、RegeneronPharmaceuticals社)を併用療法として承認した。ホモ接合性FHは重度のLDL-コレステロール(LDL-C)異常をもたらす遺伝性疾患で、約25万人に1人の割合で発症する。LDL-Cを細胞に取り込む働きを制御するLDL受容体やその働きに関わる遺伝子に異常があり(父親由来と母親由来とも...