国立がん研究センターと日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)は2月15日、ステージIV大腸がんの原発巣切除先行の意義を検証した臨床第3相試験JCOG1007;iPACSに関する記者会見(国立がん研究センターとオンラインのハイブリッド開催)を開き、原発巣切除先行により、化学療法群を上回る生存期間の有意な延長が認められないとの結果を、ランダム化比較試験(RCT)として世界で初めて示した。無症状のステージIV大腸がんに対し、実臨床では原発巣切除が多く行われていたが、その意義については意見が分かれていた。...