米国食品医薬品局(FDA)は2月12日、成人の進展型小細胞肺がんに用いる一部の化学療法誘発性骨髄抑制に対して、サイクリン依存性キナーゼ(CDK)4/6阻害薬trilaciclib(商品名Cosela、G1Therapeutics社)を承認した。trilaciclibは、CDK4/6と呼ばれる酵素を阻害することで、化学療法による損傷から正常な骨髄細胞を保護する効果があるとされている。trilaciclibの有効性は、進展型小細胞肺がん患者計245例を対象とした無作為化二重盲検プラセボ対照試験3件で...