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加圧式医薬品注入器が一部自主回収

2021年6月11日  医薬品医療機器総合機構

 医薬品医療機器総合機構(PMDA)は6月8日、大研医器の「加圧式医薬品注入器」(販売名:シリンジェクターI)3270本の自主回収情報(クラスII)を発表した。一部製品にて不具合のある可能性があると分かったことによる措置で、回収作業は同日より実施している。  回収対象となったのは、2021年3月16日-4月22日に出荷された、品番「ISJ6-E0510-IP1-E1006」製造番号「A210204D」、品番「ISJ6-E10-IP1-E1006」製造番号「A210126D」「A210126X」「A210203D」「A210203X」「A210204D」「A210204X」「A210209D」の計3270本。  納入医療機関から製品を使用したところPCA装置から薬液が漏出するとの報告を受け、調査の結果、PCA装置内部の構成部品の1つに薬液流路と外部を連結する亀裂が確認され、これが起因となり薬液漏出が発生することが確認されたため、自主回収の実施を決めた。納入先は全て把握しているという。  大研医器は、この注入器を使用準備中または使用中に、薬液の漏出が発生する可能性があるも...