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大腿骨近位部骨折患者のデータベースレポートを公開

2021年6月12日  m3.com編集部

 日本脆弱性骨折ネットワークはこのほど、同ネットワークが実施中のプロジェクト「日本における多施設大腿骨近位部骨折データベース」の2020年レポートをホームページで公開した。2017年から2020年まで、国内医療機関で同プロジェクトに参加登録のあった17施設の大腿骨近位部骨折患者に関するデータベース。年齢・性別、認知機能、骨折のタイプ、手術翌日の立位など18項目の結果が掲載されており、「手術翌日の立位(訓練)」は新型コロナウイルスのパンデミックの影響などで37.0%と前年より10ポイント程度低下していた。  手術翌日の立位(訓練)は、術後の早期離床として推奨されているが、術後1日目の立位訓練が可能だった患者は2018年34.6%、2019年47.6%、2020年37.0%と、いずれも半数以下という結果であった。  また、「入院中の骨粗鬆症薬剤治療」として、入院前から治療開始していた患者が2018年17.6%、2019年15.1%、2020年18.7%であり、術後(入院中)から開始した患者が2018年42.6%、2019年38.9%、2020年45.8%という結果であった。合計...