米国食品医薬品局(FDA)は6月17日、成人および6歳以上の小児の季節性・通年性アレルギー性鼻炎治療薬に用いる第2世代抗ヒスタミン剤アゼラスチン点鼻スプレー0.15%製剤(商品名Astepro、Bayer Healthcare社)のスイッチOTC(一般用医薬品)化を承認した。
抗ヒスタミン点鼻薬の医療用医薬品からOTCへの転用は今回が初めて。なお、生後6カ月以上6歳未満の通年性アレルギー性鼻炎および2歳以上6歳未満の季節性アレルギーを適応とするアゼラスチン点鼻スプレー0.1%製剤の承認は、これまで通り医療用医薬品(処方薬)に限定される。
アゼラスチンは眠気を引き起こす可能性がある。同薬のラベルには、服用時には飲酒を避け、自動車運転や機械の操作に注意するよう警告が明示されている。アルコールや鎮静剤、精神安定剤を併用すると眠気が増すことがある。
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