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台湾はなぜコロナの初期対応に成功したのか【医師会員30万人突破記念企画】

2021年7月4日  m3.com編集部

m3.com会員医師30万人突破を記念した特別企画「グローバルカンファレンス『救命救急とCOVID-19』」をお届けする。臨床ダイジェストでは、世界の脅威となっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の封じ込めに初期から成功し、国内での“第2波”とも言える感染拡大と立ち向かい続ける台湾における救急医療のエキスパートである国立台湾大学の石富元氏に、現況と今後の課題について語ってもらった。対談相手は、日本救急医学会専門医で上海在住の児玉貴光氏が務める。(2021年4月27日、6月22に分けて対談)。 【出席者】 児玉貴光氏 (司会・翻訳/救急専門医、上海在住) 石富元氏(Shih Fuh-Yuan) (国立台湾大学病院救急部准教授) 文中敬称略 はじめに 児玉貴光氏(以下、児玉): 世界中で猛威を奮っているCOVID-19の対応について、多くの国々がその対応に苦慮しています。そのような中でもいち早く封じ込めに成功し、世界から賞賛されたのが台湾でした。本日はその台湾がどのような対策を講じて対処してきたのか、臨床の最前線の様子について伺いたいと思います...