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遺伝子解析装置が一部自主改修

2021年7月13日  医薬品医療機器総合機構

 医薬品医療機器総合機構(PMDA)は7月7日、ロシュ・ダイアグノスティックスの「遺伝子解析装置」(販売名:コバスLiat )の自主改修情報(クラスII)を発表した。一部製品にて不具合のある可能性があると分かったことによる措置で、改修作業は同日より実施している。 改修対象となったのは、2018年1月-21年7月に出荷された86台。外国製造業者より、専用試薬であるコバス Liat SARS-CoV-2&Flu A/B を用いた検査において、温度制御不良が発生してもエラー表示がされない場合がある事により、測定結果が無効(Invalid)または偽陽性となる可能性があるとの報告を受けたため、温度制御不良を検知した場合にはエラー表示とともに測定が中止されるように改良したソフトウェアへのアップデート改修の実施を決めた。納入先は全て把握しているという。 ロシュ・ダイアグノスティックスは、測定結果が無効(Invalid)となった場合には測定結果が得られないことによる検査の遅延が発生する可能性が考えられ、偽陽性の結果が得られた場合には本来疑う必要のないSARS-CoV-2、A型インフルエンザウイルスある...