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移動型デジタル式汎用X線透視診断装置が一部自主改修

2021年7月14日  医薬品医療機器総合機構

 医薬品医療機器総合機構(PMDA)は7月9日、GEヘルスケア・ジャパンの「移動型デジタル式汎用X線透視診断装置」(商品名:OEC Eliteシリーズ)の自主改修情報(クラスII)を発表した。当該製品で使用されるコイン型電池に関する不具合が判明したための措置で、改修作業(納入先への情報提供)は同日より実施している。 改修対象となったのは、2009年8月‐21年6月に出荷された計106台。当該製品のX線管の温度をモニタリングするために使用されるコイン型電池の交換頻度が、以前よりも増加していることが判明した。そのため同社では、当該製品のコイン型電池の交換及び問題を修正したファームウェアへの変更を行う自主改修を実施することを決めた。納入先はすべて把握しているという。この問題が起動時や使用中に発生した場合、それ以上の操作を行うことができなくなり、治療の遅れや中断が発生する可能性がある。しかし、当該製品を使用する際は医療従事者が常に監視しており、異常が発生した場合もただちに適切な処置を取ることができる。そのためGEヘルスケア・ジャパンでは、重篤な健康被害が発生することはないと考えている。改修開始...