ビスホスホネート薬とデノスマブ、ロモソズマブに重大副作用など追記
厚生労働省は7月20日、骨粗鬆症治療薬のビスホスホネート系薬剤とデノスマブ(遺伝子組換え)、ロモソズマブ(遺伝子組換え)の使用上の注意に対し、重大な副作用の項で「大腿骨転子下及び近位大腿骨骨幹部の非定型骨折」を「大腿骨転子下、近位大腿骨骨幹部、近位尺骨骨幹部等の非定型骨折」へと変更などを求める改訂指示を出した。投与後に尺骨などで非定型骨折の発現報告などがあったための措置で、医薬品医療機器総合機構(PMDA)が改訂情報を伝えた。 改訂指示は、重大な副作用の項に加え、重要な基本的注意の項で大腿骨以外の部位(近位尺骨骨幹部等)に非定型骨折が発現したとの報告がある旨を追記する。 直近3年度に国内で報告された大腿骨以外の非定型骨折関連症例は、該当する全ての薬剤を合わせて28例あり、このうち23例で因果関係が否定できていない。シリーズ 副作用・有害事象・注意喚起情報 一覧
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ビスホスホネート系薬剤、デノスマブ(遺伝子組換え)及びロモソズマブ(遺伝子組換え)の「使用上の注意」の改訂について
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