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米FDAがファイザー製コロナワクチン正式承認

2021年8月25日  米食品医薬品局(FDA)

 米国食品医薬品局(FDA)は8月23日、ファイザー社とビオンテック社が共同開発した新型コロナウイルスワクチン(製品名Comirnaty)を正式に承認した。承認の対象は16歳以上で、12歳から15歳への接種と一部の免疫不全患者への3回目接種については、引き続き緊急使用許可(EUA)に基づく接種が可能となっている。なお、同ワクチンは、2020年12月11日には16歳以上を対象にEUAが発令され、2021年5月10日には12歳から15歳への接種も許可されていた。 FDA長官代行を務めるJanet Woodcock氏は「今回の正式承認によって、このワクチンが、FDAが求める安全性、有効性、品質に関する高い基準を満たしていることを国民は確信できるだろう」とコメントし、ワクチン接種への国民の安心感が増すものと期待を示している。 今回の承認審査では、ファイザー社製ワクチンまたはプラセボを接種し、2回目の接種から1週間以内に新型コロナウイルスへの感染が認められなかった16歳以上の男女それぞれ約2万例を対象に有効性を分析。安全性については、16歳以上のワクチン接種群とプラセボ群(各2万2千例)を対象に...