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ビデオ軟性鼻咽喉鏡が一部自主回収

2021年9月1日  医薬品医療機器総合機構

 医薬品医療機器総合機構(PMDA)は8月26日、カールストルツ・エンドスコピー・ジャパンの「ビデオ軟性鼻咽喉鏡」(販売名:フレキシブルインチュベーションビデオエンドスコープSSU)の自主回収情報(クラスII)を発表した。一部製品にて不具合の可能性があると分かったことによる措置で、回収作業は同日より実施している。 回収対象となったのは、2020年3月-21年8月に出荷された製品型番「091361-06 」対象ロット「全て」の213セット(入数6本)。製品に要求される無菌性保証水準(SAL)を満たしていない製品が出荷された可能性があることが判明したため、自主回収の実施を決めた。出荷先は全て把握しているという。 製品は粘膜及び創のある皮膚と接触するが、無菌組織及び血管系にて使用することのない製品となる。かつ、医療機関において医師及び看護師等の医療従事者の監視下のみで使用されること、術後の観察やフォローアップにより、万が一感染症が発症した場合には適切な処置が行われることから、カールストルツ・エンドスコピー・ジャパンは、重篤な患者健康被害に繋がることはないとの見解を示している。自主回収の開始日...