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小児IgA腎症ガイドライン2020を公開

2021年9月6日  医療情報サービス(Minds)

 医療情報サービス(Minds)はこのほど、日本小児腎臓病学会作成の「小児IgA腎症診療ガイドライン2020」を、オンラインで無料公開した。同ガイドライン(GL)は2007年版の改訂版。総論とクリニカルクエスチョン(CQ)の2章構成で、小児IgA腎症の概念と診断、臨床分類、遺伝学的背景、移行医療などを解説しており、CQは10問設定されている。 小児IgA腎症の治療は、小児の腎臓専門医による治療が望ましいが、地域によっては経験の少ない小児科医や成人腎臓専門医が行うことも想定される。そのような場合でも均一な治療が行われることを支援するため同GLは作成されている。 巻頭には診断から治療までのフローチャートのほか、軽症および重症の治療例を掲載。CQには、「小児IgA腎症患者にレニン・アンジオテンシン系(RA系)阻害薬を使用することが推奨されるか?」「小児IgA腎症患者で組織学的または臨床的重症例においてステロイド薬および免疫抑制薬等による多剤併用療法が推奨されるか?」などがある。シリーズ ガイドライン・手引き・マニュアル情報 一覧 関連リンク 「小児IgA腎症」の診...