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医師個人加入の労働組合「全国医師ユニオン」設立

レポート 2009年6月7日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

第2回全国医師連盟(全医連)集会が6月7日都内で開催され、同連盟が掲げる活動の3つの柱の一つ、「診療環境改善」の一環として設立された「全国医師ユニオン」(東京都千代田区)についての説明が行われた。 ユニオンの設立は5月16日で、代表に就任したのは、植山直人氏(老人保健施設みぬま(埼玉県川口市)の嘱託内科医)。施設単位の労働組合とは異なり、医師個人で加入できる組織で、年会費は2万円。「ユニオン入会 7つのメリット」として、植山氏は、(1)会員専用のホームページや紙媒体のニュースの発行を通じた労働関係情報の提供、(2)会員病院の「36協定」などの調査のサポート、(3)労働条件改善に向けた個別事例への対応、(4)家族の支援システム(会員が過労で倒れた場合に家族の相談にのるほか、100万円を上限に弁護士費用を援助)などを挙げる。 発足時の会員は8人。全医連とは別組織だが、当面は全医連の会員からユニオン会員を募っていくことを基本とする。「ユニオンには、全医連以外の医師も加入できる。しかし、加入希望者が医師か否かを確認できる仕組みを持っていない。その機能を備えるまでは、全医連の会員であるか、あるい...