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「2200億円削減」撤回を改めて要求

レポート 2009年6月11日 (木)  村山みのり(m3.com編集部)

「2200億円削減」撤回を改めて要求:経済財政諮問会議「基本方針2009(素案)」 (担当理事:中川俊男氏) 経済財政諮問会議が6月9日に取りまとめた「基本方針2009(素案)」に対し、日本医師会は6月10日の定例記者会見において「社会保障費の削減について、撤回する記述が一切ないどころか、“『基本方針2006』等を踏まえ、歳出改革を継続する”、“改革努力を継続する概算要求基準を設定する”とある。医療崩壊という危機的状況を、いまだに理解されていないことを遺憾に思う」とする見解を発表した。 また、同会議後の記者会見で与謝野馨・経済財政政策担当大臣が「社会保障費は毎年1兆円程度増えており、その伸びを2200億円削減している、社会保障費を削り取っているわけではない」と述べたことについて、「あるべき自然増から見ると大幅な削減を強いられている。本来あるべき医療費の増加の削減は、医療現場にとっては医療の後退を強いられている実感がある」と批判し、来週取りまとめられる予定の原案・最終案に2200億円削減撤回を明記するよう強く求めた。 「国民の空気を読んでほしい」:財政審建議 (担当理事:中川俊男氏) 財...