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診療報酬プラス改定の明記、高齢者医療の公費負担増を評価

レポート 2009年8月6日 (木)  村山みのり(m3.com編集部)

日本医師会は、8月5日の定例記者会見で、自民党が7月31日に発表した政権公約「政策BANK」について見解を発表した。 常任理事の中川俊男氏は、公約発表の記者会見において麻生太郎総裁が「行き過ぎた市場原理主義から決別」すると発言したことを評価。「さらに社会保障費削減への明確な反省、社会保障費年2200億円削減の完全な撤回にまで踏み込んでいただきたい」と要望した。 来年度の診療報酬改定についてプラス改定が明記されたことについても評価した一方で、「政策BANK」に示された工程表に、2012年度の介護報酬アップだけでなく2010年、2012年の診療報酬の引き上げを加えるよう求めた。また、「政策BANK」に「医師数を増やすとともに、これまでにない思いきった補正予算を通じ、地域医療の再生や災害に強い病院づくり」を行うとの記載があることについて、地域医療の再生は補正予算のみならず、2010年度予算において診療報酬の十分な引き上げをもって行うべきだと主張した。大学病院の体制整備、社会保険病院・厚生年金病院の維持への言及があること...