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全国医師連盟の「五つの緊急提言」に5党が回答◆Vol.8

スペシャル企画 2009年8月17日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

全国医師連盟は8月17日、衆議院議員総選挙に先立ち行った、各政党への公開質問状への回答結果を公表した(表1)。これは同連盟が8月6日にまとめた、医療費増など「五つの緊急提言」(表2、同連盟のホームページ)に対して意見を求めたもの。公開質問状は、国会に議席を有する政治団体のうち、政党助成法上の政党要件を満たしている政党すべてに送付した。 回答期限の8月14日までに回答が得られたのは、新党日本、日本共産党、国民新党、社会民主党、民主党の5党。一方、自民党、公明党、改革クラブからは回答がなかった(自民党からは個人の意見として回答あり)。 五つの提言のうち、5党すべてから支持が得られたのは、「1.医療費を先進国並みに増額」「3.勤務医師数の増員・労働環境の適法化」「5.医療事故調査委員会・医療事故補償基金の創設」。「3」については、医師に限らず、看護師や薬剤師などの増員の必要性を指摘する声も目立った。 一方、意見が分かれたのは、「2.医療需要を制限する緊急避難的な措置」。これは(1)小児の夜間診療や救急車の利用に当たっては、教育的手法などを用いてフリーアクセスを制限し、医療現場を維持回復させる...