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「民主党は書きすぎ、自民党は書かなさすぎ」マニフェストへの日医見解

レポート 2009年8月20日 (木)  村山みのり(m3.com編集部)

「民主党は書きすぎ、自民党は書かなさすぎ」両党マニフェストに見解(担当理事:中川俊男氏) 8月19日の日本医師会定例記者会見において、常任理事・中川俊男氏は、自民党および民主党のマニフェストについて日医の見解を発表した。「最重要項目」とする診療報酬については、両党とも増額を掲げる一方で「救急・産科」(自民党)、「入院」(民主)を重視していることに対し、「特定の部分だけに重きを置いているが、医療提供体制確保のためには全体的な引き上げが必要。現場を知らないのだと思う。今後も理解を求めていきたい」とコメントした。また、マニフェスト全体については「(マニフェストが)いつまでに何をどの程度の財源規模で、を説明するものとの見地からすれば、民主党は書きすぎ、自民党は書かなさすぎ」と評した。 会見の冒頭、中川氏は「見解は医療政策としてどう考えるかを話すものであり、日医としてどちらを支持するかとは関係ない」と述べた上で、社会保障費および医療費について、民主党が2200億円削減の撤廃、総医療費対GDP(国内総生産)比をOECD(経済協力開発機構)加盟国平均まで引き上げる方針を明記したことについては、「民主...