「“政権与党”とは話をする」と日医・唐沢会長◆Vol.12
スペシャル企画
2009年9月2日 (水)
橋本佳子(m3.com編集長)
日本医師会の記者会見が9月2日に開催され、会長の唐沢祥人氏は「新政権にのぞむ」という声明を発表した。今回の選挙結果を「国民一人ひとりが、医療を含めた社会保障制度をより充実したものにすることを強く求めた結果」と受け止め、「今後一層強力な政策提言を行っていく」とした。 9月2日、日本医師会で会見する唐沢祥人会長。 従来、「政権与党を支持する」として自民党を支持してきた日医の今後の対応が注目された。常任理事の中川俊男氏は、「日本医師会と日本医師連盟とは違う。今日は日本医師会としての会見」とクギを刺し、これを受けて唐沢氏は、「政権与党は、政策立案と実行の面では、実現力に格段の差がある。われわれのスタンスで医療の現場を反映するように意見を言っていく」とコメントするにとどまった。「政権与党」となる民主党に対して提言などはしていく意向だが、現時点、つまり「選挙中、選挙後、この9月に入ってから」(唐沢氏)、日医と民主党は意見交換の場を持っていないとした。 記者とのやり取りは以下の通り。 【記者からの質問と唐沢会長の回答】 質問:民主党政権と具体的に医療政策について意見交換をする予定はあるのか。また民主...
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