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「医師が元気に働くための七か条」を提言

レポート 2009年9月3日 (木)  村山みのり(m3.com編集部)

日本医師会・勤務医の健康支援に関するプロジェクト委員会は、2009年2-3月に行った「勤務医の健康の現状と支援のあり方に関するアンケート調査」の結果を公表した(調査対象:病院に勤務する医師会員1万人、有効回答数:3879人)。設問項目は勤務先種別等のほか、1カ月間の休日数、当直回数、平均睡眠時間、心身の健康状態、勤務医の健康支援のために勤務先に求められる対策など。調査結果からは、回答者のほぼ2人に1人は休日が月4日以下であること、また当直・自宅待機の回数は年代が上がるにつれ減少するものの、50歳代でも月6回以上の当直を行っている医師は8%、月5日以上の自宅待機がある医師は30%に及ぶことなどが明らかになった。同委員会は、この結果を受けて、勤務医、病院に対し「医師が元気に働くための七か条」ならびに「勤務医の健康を守る病院七か条」を提言(文末を参照)。今後、資料配布や学会・シンポジウムなどを通して、心身の勤務医の健康サポートについてメッセージを発信していく考えを示した。 回答者のうち、1カ月の休日が4日以下とした医師は全体の46%。特に20歳代では76%が4日以下と回答し、年代が上がるにつ...